耳鳴りとは

耳鳴りとは、外では音が鳴っていないのに、音(雑音)が聞こえる症状を指します。
耳鳴りが単独ではなく、「難聴」や「めまい」など何らかの病気や症状を伴うことがあります。
患者さんが感じる症状が様々で、かつ原因が不明なパターンが多いため、多くの患者さんが悩まれております。

耳鳴りの症状

患者さんごとに、耳鳴りの音は様々です。ザー・ジージー・ゴーなどの低い音から、キーン・ヒュー・ピーといった高い音まで、患者さんが感じる音は非常に幅広いものです。
これらの音は、静かな場所で聞こえやすいという特徴があります。
そのため、眠りに入る時に耳鳴りがすると、睡眠不足から睡眠障害に陥る患者さんもいらっしゃいます。
また、人によって症状の個人差が大きく、わずかな音でも非常に不快に感じる患者さんもいれば、まだ耐えられると感じる患者さんもいます。そのため、他人に理解してもらいにくいものであるといえます。

耳鳴りの原因

耳鳴りのタイプは「自覚的耳鳴」と「他覚的耳鳴」という2つのタイプに分かれます。
自覚的耳鳴 → 自分にしかわからない、聞こえない耳鳴り。
耳鳴りの患者さんの約75%を占める。
他覚的耳鳴 → 他の人も聞くことできる耳鳴り。
医師が聴診器などで聞くことができる耳鳴りです。

また、①耳の病気が原因の場合、②耳以外の病気が原因の場合、③生活習慣が原因の場合に分けると以下のようになります。

①耳の病気が原因の場合
聴神経や平衡感覚に障害・異常がおこる、耳で炎症が起きる、耳に腫瘍ができる、などの耳の病気が原因で耳鳴りがすることがあります。
この時、めまいや耳の痛み、難聴などの耳の症状を伴うことが多いです。

耳鳴りを引き起こす可能性のある病気
  • 中耳炎などの感染症
  • 外耳炎・耳垢
  • 聴神経腫瘍
  • 内耳炎
  • メニエール病
  • 音響外傷(大きな音により、耳が傷む病気)

②耳以外の病気が原因の場合
血液の異常や頭痛、薬の副作用などがあげられます。

③生活習慣が原因の場合
ストレス・睡眠不足・過労・加齢など、様々な原因があげられます。女性であれば、ホルモンバランスが崩れることでも、耳鳴りは起こります。また、コンサートやゲームセンター、工事現場で働くなど、大きな音に一定期間晒されると起こる耳鳴りもあります。

耳鳴りの治療

耳鳴りの多くは原因がはっきりとしないため、基本的には症状を和らげる治療を行います。
また、原因がはっきりしている場合は、まずその原因となっている病気を取り除く必要があります。

①耳の病気が原因の場合
主に、薬による治療を行います。病気がはっきりしている場合は、そちらの対処も行います。例えば、中耳炎が原因で耳鳴りが起きているなら、まずは中耳炎をしっかりと治すところから始めます。

②耳以外の病気が原因の場合
こちらも①と同様に、原因となっている病気の治療を行います。その治療と並行して、めまいを抑えるお薬を出します。ただし、脳の血管に異常があるなどであれば、手術による治療を行う可能性があります。

③生活習慣が原因の場合
薬による治療や心理療法、運動療法などを複合して選択し、患者さんの生活習慣を見直していただく指導を行います。

はえまつ耳鼻咽喉科での耳鳴り治療

当院では、耳鳴りを訴える患者さんには検査を行っております。
この検査と問診を組み合わせて、患者さんがどのような耳鳴りを抱えているか、診断します。
その後、患者さんの症状・原因に合わせた治療を行います。
慢性的な耳鳴りにお悩みの方には、TRT療法という補聴器を使った治療法もご提案しております。ご興味がございましたら、お申し出ください。